新鮮精子・凍結精子・院内採精・持参精子｜不妊治療の精子準備を完全解説【体外受精IVF・顕微授精ICSIの違いも】

パートナーと妊活

2025.06.21

この記事は約4分で読めます。

【これだけでOK】
精子の準備方法は「新鮮×自然に近く」が基本！状況別に正しい選択をしましょう🐧✨

不妊治療で悩む「精子の準備」問題

不妊治療の中でも意外と多くの人が悩むのが「精子はどう準備するのがいいの？」という問題です。

「新鮮精子の方が良いって聞くけど本当？」
「院内採精は緊張しそう…」
「持参精子でも大丈夫？」

実はそれぞれにメリットと注意点があります。この記事では最新の医学的な知見をわかりやすく整理します。

精子も食材と似ています。「とれたての新鮮な野菜」と「冷凍保存された野菜」を想像してください。

新鮮な方が栄養価も味も高いですが、冷凍しておけば保存はできる。でも冷凍と解凍の過程で少し風味が落ちたり、食感が変わったりします。

精子も同じで、凍結するとどうしても多少のダメージが入ります。

なるべく「冷凍に頼らず」新鮮を使える方がベターなんだね！

ここは「登山のロープウェイ」と「山道登山」の違いによく例えられます。

IVF（体外受精）は山道登山です。元気な人だけが自力で山を登ります。卵子の中に入れるだけの体力（受精能力）がある精子だけが受精できます。

ICSI（顕微授精）はロープウェイです。全員強制的に山の頂上まで運ばれます。精子の実力に関係なく、卵子の中に直接入れるので、質が少し悪くても受精はします。

正常精子の人では、山道（IVF：体外受精）を登らせて自然に選ばせる方が安全な場合が多いのです。

つまり、必要なときだけICSI（顕微授精）に頼るのが理想ってことだね！

精子はとてもデリケート。例えるなら「お寿司のネタ」です。

水揚げしてすぐ握るお寿司（＝院内採精）は最高の鮮度。
でも、持ち帰り寿司（＝持参精子）は移動中に温度管理を間違えると少し風味が落ちる。

お寿司も精子も鮮度が命…ラボにとっては「その場で握れる方が安心」だよ！

院内採精はラボにとっては「最高の素材をその場で処理できる理想の形」です。

持参精子でもしっかり準備すれば良い結果につながります。ただし注意点はしっかり守る必要があります。

移動中は「お刺身を新鮮に持ち帰る」くらい慎重に扱うとイメージすると良いです。

夏の車内放置は絶対ダメだよ！生ものだからね！

精子は「作り置きができない工場の製品」です。普段の生活がそのまま反映されます。