【これだけ知っとけばOK】
採卵前日は腸と膀胱を整える&麻酔リスクを減らす食事がカギ!
採卵前日に意識すべきことはこの3つ
- 卵巣が見えやすくなるよう、腸と膀胱を整える
- 麻酔を効きやすく、吐き気やリスクを防ぐ
- 血流やホルモンの乱れを防ぎ、卵の質を守る
採卵本番は準備が命!体の中から整えることが成功のカギ🗝️
図で見る!膀胱・卵巣・腸の位置関係
自分の体を知ると、納得しやすいです。
横から体の中を見た図です。膀胱(黄色)・子宮・卵巣(ピンク)・腸(緑)でわかりやすくしています。

内臓 | 位置 |
---|---|
膀胱 | 一番前(お腹側)にあり、尿をためる袋。膀胱が満たされると後ろの臓器を圧迫します。 |
子宮 | 膀胱のすぐ後ろ。前傾しているのが一般的(前側に倒れている形)で、下腹部中央に位置します。 |
卵巣 | 子宮の左右に1つずつ。サイズは小さいが卵子を排出します。子宮と腸の間くらいに浮いた感じ。 |
腸 | 子宮の後ろ側にあり、直腸が最も近く、さらに上にS状結腸などが続きます。 |
▶腸や膀胱の状態が卵巣の見えやすさに直結します。
腸がガスで膨らんだり、膀胱に尿が溜まりすぎたりすると、卵巣が奥に押し込まれて穿刺しにくくなるのです。
採卵は「舞台の準備」
採卵は、あなたの体が大事な卵を送り出す本番の日。
前日からの食事や体調の整え方は、まるで「舞台の準備」のようなもの。
照明やカメラの角度が合っていないと、どんなに良い演技でもうまく撮れませんよね?
採卵も同じ。
「腸や膀胱の状態」「血流」「麻酔の効きやすさ」がそろってこそ、安心・安全な処置につながります。
① 腸や膀胱を静かに整える=視界をクリアに!
採卵は経膣超音波を使って、針で卵胞を刺していく処置です。
このとき、卵巣が超音波でよく見えることが最重要。
でも…
- 腸にガスが溜まっている
- 膀胱に尿がたまりすぎている
こうした状態だと、卵巣が圧迫されたり、後ろに押し込まれて「カーテンの奥に隠れた主役」状態に。
結果として…
- 針の角度が取りにくい
- 穿刺に時間がかかる
- 痛みが強くなる
② 麻酔が効きやすい状態をつくる=じんわり効く土台づくり
採卵では局所麻酔(膣の壁に麻酔注射)が使われることが多いです。
全身麻酔のような「眠る麻酔」とは違い、体は起きたまま、針が刺さる痛みを和らげるための麻酔です。
この局所麻酔も、体の状態に左右されます。
- 胃腸が張っていたり
- 血圧が乱れていたりすると
→麻酔が効きにくい・持続しづらいという声もあります。
体が落ち着いているほど、麻酔はじんわり届きやすい。
そのためにも、刺激物や高脂肪食を避け、穏やかな食事を心がけましょう。
「ラーメンとか焼肉は控えた方がいいよ」って言われたけど、納得!
③ ホルモンや血流を乱さない=卵のコンディション維持
コーヒーやアルコールには血管収縮や利尿作用があります。
それによって血流が乱れたり、ホルモンの伝達が乱れると、せっかく育てた卵にダメージが…
例えるなら、本番直前に会場の空調が不調になるようなもの。
卵にとって、居心地の悪いステージになってしまいます。
→血流を落ち着かせるために、白湯や温野菜、常温の飲み物を意識して。
採卵前日に避けたい食べ物・飲み物
腸にガスが溜まりやすいもの
- ブロッコリー
- キャベツ
- 豆類(納豆・大豆・ひよこ豆など)
- イモ類(さつまいも・じゃがいも)
▶ガスが増えると卵巣が押し込まれ、痛みが強くなるリスクがあります。
利尿作用があるもの
- カフェイン(コーヒー・紅茶・緑茶)
- アルコール
- スイカ・キュウリなど水分の多い野菜や果物(食べすぎ注意)
▶尿がたまりすぎると膀胱が膨らみ、卵巣が見えづらくなります。
脂っこい・重たい食事
- 揚げ物
- 焼肉
- ラーメン
▶消化が遅くなり麻酔が効きづらくなる可能性があります。
昨日焼肉食べたら麻酔の効きが悪かった…😓
採卵前日におすすめの食事とは?
- 白米・うどん
- 鶏ささみ・白身魚(焼き or 蒸し)
- 温野菜(にんじん・かぼちゃ・小松菜など)
- 味噌汁(具は豆腐・わかめ・ねぎなど)
- 水・白湯(1日1.5Lを目安に)
▶おにぎり+具なし味噌汁+温野菜など、シンプルでやさしい和食がベストです。
理想の前日献立
朝
白ごはん+味噌汁+焼き鮭+小松菜のおひたし
昼
鶏ささみ入りうどん+にんじんの温サラダ
夜
雑炊(たまご・かぼちゃ・にんじん入り)+白湯
前日のスケジュール
時間帯 | 内容 |
---|---|
朝〜昼 | 普通に食事OK(高脂肪や刺激物は控える) |
18:00〜20:00 | 消化に良い夕食で終了 |
20:00以降 | 白湯などに切り替え、カフェイン控える |
就寝前 | 少量の水分補給で脱水予防 |
当日朝 | 原則絶食。病院の指示に従う |
採卵が不安な人へのQ&A
- 便秘気味だけど大丈夫?
→無理に出そうとせず、温野菜や発酵食品で自然に整える - 下痢っぽいけど採卵できる?
→軽い下痢ならOK。お腹を温めて落ち着かせましょう - 水をたくさん飲んでもいい?
→コップ4〜5杯程度ならOK。飲みすぎ注意!
不安があれば、前日にクリニックへ相談しよう🐧
まとめ|前日の食事が、採卵を助けてくれる
- 「低脂肪・低ガス・低利尿」の食事を意識
- 腸と膀胱を静かに保つことで卵巣がしっかり見える
- 不安な症状は、早めに医師や看護師に相談
前日の過ごし方ひとつで、
採卵のスムーズさも、体の負担も大きく変わります。
あなたの卵が気持ちよく送り出されるよう、優しい環境を整えてあげましょう♪
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