【まとめ。これ知っておけばOK】
慢性子宮内膜炎の既往がある方は、「ALICE検査+EMMA検査」の併用がおすすめ!
保険診療と併用できる“先進医療”扱いで、再発防止と着床環境の両方を科学的にチェックできます。
慢性子宮内膜炎を経験した方の不安って?
- 治療しても、また炎症が起きていないか不安
- ラクトバチルスが少ないと聞いたけど、改善できてる?
- 移植がうまくいかないのは、内膜の環境かも…?
実はその不安、再発リスクの高い慢性子宮内膜炎の“見えない炎症”や“菌バランスの崩れ”が原因かもしれません。
実はわたしも慢性子宮内膜炎の経験者。ALICEとEMMA、どんな検査か気になりますよね?
わたし自身も慢性子宮内膜炎の経験者です
私も不妊治療の過程で慢性子宮内膜炎と診断され、抗菌薬治療を受けた経験があります。治療後、「本当に治ってるのか?」「子宮の中は整ってるのか?」とずっと気になっていました。
そこで医師と相談し、ALICE+EMMA検査を受けました。
ちょっとしたことで慢性子宮内膜炎は再発するので、根本的な原因を知ってきちんと治療したいと思ったので、この検査を知ることができてよかったです。
ALICE検査とEMMA検査の違いは?
検査名 | 主な検査内容 | 簡単に言うと |
---|---|---|
ALICE検査 | 子宮内膜に存在する「悪玉菌」をDNAレベルで特定 | 「悪い菌がいるか」を調べる |
EMMA検査 | 「ラクトバチルス(善玉菌)」の割合を定量評価 | 「良い菌が足りているか」を調べる |
どちらも子宮内の着床環境を科学的に分析できる最先端の検査です。
え、他にも子宮の検査あるよね?CD138や子宮鏡とどう違うの?
他の検査(CD138・子宮鏡)との違いは?
検査名 | 調べる内容 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
ALICE検査 | 悪玉菌のDNA検出 | NGSによる高精度 | 原因菌が特定できる | 費用が高い(先進医療) |
EMMA検査 | 善玉菌バランス | 菌叢の割合を数値化 | 着床環境を評価 | 同上 |
CD138 | 炎症細胞の有無 | 顕微鏡観察 | 保険適用可になる場合も | 菌の種類は不明 |
子宮鏡 | 子宮内の構造観察 | 肉眼で可視化 | 癒着・ポリープ発見に有効 | 菌や炎症の検出は不可 |
CD138は炎症の有無、子宮鏡は構造、そしてALICE+EMMAは菌そのものを可視化できる検査です。
ALICE+EMMAは保険と併用できる先進医療!
ALICE+EMMAは厚労省が定める先進医療で、以下の条件を満たせば保険診療と併用可能です。
- 保険適用の体外受精・顕微授精を受けている
- Igenomix提携など認可施設での実施
- 治療開始時に43歳未満
さらに、検査費用は自己負担(約3〜5万円)ですが、抗菌薬治療などは保険適用!
自治体によっては助成制度もあります(例:東京都で最大15万円)
検査を希望するには?
- ALICE+EMMAを取り扱う医療機関で相談
- 保険適用のART治療を受けていることが条件
- 「両方の検査を希望」と医師に伝えるだけ
治療を無駄にしないために。「何が原因か」を正確に知るのが、妊娠への第一歩🐧
まとめ
慢性子宮内膜炎の既往がある方にとって、ALICE+EMMA検査は非常に有効です。
- 原因菌と菌バランスをダブルで分析
- 保険+先進医療で費用も抑えられる
- 次の治療ステップを無駄なく設計できる
妊娠への最短ルートは、「なんとなく」ではなく「科学的にわかること」から整えること。
まずは自分の子宮内環境を、正確に知ることから始めてみませんか?
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