【これだけでOK】
妊娠中の骨盤ケアにはピラティスがとっても効果的なんです!
💡マタニティピラティスとは?
妊娠中の体の変化に寄り添うように作られた、安全で穏やかなエクササイズです。
呼吸と姿勢を整えながら、インナーマッスル(深層筋)を優しく鍛えることで、心身の不調を予防します。
🟢例え話:妊娠中の体は「組み立て直し中の家」
お腹が大きくなるにつれて、骨盤や背骨がズレたり、筋肉のバランスが崩れたり…。
その“工事中の家”を支える土台を整えてくれるのが、マタニティピラティスです。
さらに、ピラティスはリハビリから生まれた運動療法。
身体を無理に動かすことなく、「内側から整える」という考え方がベースにあります。
妊娠中に運動してもいいの?って不安だったけど、根拠があると安心できる!
🤰マタニティピラティスの主な効果
●骨盤のゆがみを整える
妊娠中はリラキシンというホルモンの影響で、骨盤や関節が緩みやすくなります。
このゆるみは赤ちゃんの通り道を作るために必要ですが、ゆがみすぎると腰痛や恥骨痛の原因に。
ピラティスでは骨盤周囲の筋肉(とくに中殿筋・腸腰筋)を整えることで、安定した姿勢が保ちやすくなります。
🔍出典:Cakmak et al., Journal of Bodywork and Movement Therapies, 2015
とくに産後に骨盤が戻りにくい方ほど、妊娠中の筋肉ケアが重要です。
●腰痛・肩こり・むくみの軽減
重心が変わる妊娠期は、いつもと違う姿勢がクセになりがちです。
その結果、腰や肩、背中に負担がかかり、つらさを感じることも。
マタニティピラティスでは、ゆっくりした動きと深い呼吸で筋肉のこわばりをほぐし、血流を改善します。
また、下肢のリンパ循環を促すことで、足のむくみやだるさも軽減されやすくなります。
🟢例え話:ガチガチのホースに水を流す感じ
縮こまった筋肉や流れの悪い血管は、固くなったホースのよう。
そこにゆるやかな圧(動きと呼吸)を加えることで、スムーズに水(血液やリンパ)が流れるようになるのです。
とくに夕方の足のむくみが気になる妊婦さんには、日中10分でも動かす習慣が体を助けます。
●呼吸を整えて、自律神経も安定
ピラティスの基本は「呼吸」。
鼻から吸って、口から長く吐くことで、副交感神経が優位になり、心拍数や血圧が穏やかになります。
妊娠中はホルモンの影響で情緒不安定になりがちですが、呼吸を通して心も整えることが可能です。
🟢例え話:心の中の“波”を静める
浅い呼吸だと、波がバシャバシャ立つように心も落ち着きません。
でも、深い呼吸で波が静まると、お腹の赤ちゃんもその安心感を感じているかもしれませんね。
呼吸を意識した時間は、自律神経を整え、夜の寝つきや眠りの質の改善にもつながることがあります。
🔍出典:Field et al., Infant Behavior and Development, 2010

●出産に必要な筋肉を鍛える(骨盤底筋群)
「骨盤底筋」とは、子宮や膀胱をハンモックのように下から支える筋肉です。
この筋肉は、出産時に赤ちゃんを押し出す力のサポートをするほか、産後の回復にも関わります。
妊娠中から優しく鍛えることで、尿もれ予防・産後の引き締めにもつながります。
🟢例え話:トランポリンの布部分
布がたるんでいたら、ジャンプしても力が逃げてしまいます。
でもピンと張っていたら、力強く弾むことができますよね。
それが出産の“押し出す力”にもつながるのです。
妊娠後期からは、骨盤底筋のリリース(ゆるめる)と強化のバランスが大切になります。
🔍出典:Bo et al., British Journal of Sports Medicine, 2015
⚠妊娠中にピラティスを行う際の注意点
- 必ず主治医の許可を得ること
- 安定期(16週以降)からが基本
- うつ伏せ・仰向け・腹圧をかける動きは避ける
- 疲れや息苦しさを感じたら即中止
特に仰向けの姿勢は、大きくなった子宮が下大静脈を圧迫し、血流を悪くする恐れがあります。
これは仰臥位低血圧症候群と呼ばれ、めまいや気分不良の原因になることも。
個人差が大きいため、「他の妊婦がやっていたから」ではなく、“自分の体と相談”が基本です。
🔍出典:ACOG(米産科婦人科学会)Guidelines, 2020
ちゃんと医学的に安全ってわかると、やってみようって思えるよね!
👶赤ちゃんにもプラスの影響が期待される
妊婦が運動を続けた場合、胎児の心拍が落ち着き、出生後の情緒も安定しているという研究結果もあります。
また、ママの呼吸が整うことで、胎盤を通る酸素量が増える可能性も示されています。
さらに、ママのリラックスは、胎児の神経発達にも良い影響を与える可能性が指摘されています。
🔍出典:Rauff & Downs, Journal of Perinatal Education, 2010
🌸まとめ|妊娠中の“私を整える時間”として
マタニティピラティスは、妊娠中の不安・不調・体のぐらつきをやさしく受け止めるエクササイズです。
- 骨盤を支え
- 呼吸を整え
- 心と体にスペースをつくる
それは、赤ちゃんと過ごすこれからの毎日に自信とゆとりをくれる第一歩。
「今日の私は、がんばりすぎなかった」
そんな小さな満足が、出産と子育ての原動力になりますように。
「整える力」は未来の自分と赤ちゃんの笑顔につながるよ😊
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