えっ!?AGAの薬って、赤ちゃんにも関係あるの!?😳
最近よく見かける「AGA治療」って、
実は妊活にも関係しているって知っていますか?
男性の髪の悩みに効果があるとされる育毛薬。
でも一部の治療薬には、精子の質に影響を与える可能性があることが、研究で報告されています。
「知らずに飲んでいた…」
そんなパートナーがいる方も、決して珍しくありません。
このページでは、AGA治療と精子の関係をわかりやすく解説し、
妊活中でも安心できるためのヒントをお届けします。
カップルでの話し合い方や、検査・対策の選択肢まで、
大切な「未来」に向けて一緒に考えてみましょう。
AGA治療は妊活に悪影響?精子の質に与えるリスクと対策を解説
最近、駅の広告やSNSで「AGA(男性型脱毛症)治療」の宣伝をよく見かけるようになりました。
「自信を取り戻そう」「20代から始める育毛習慣」──そんなキャッチコピーとともに、AGA治療はどんどん身近な存在になっています。
でも実は、妊活を考えるカップルにとって、AGA治療が「精子の質」に影響を与える可能性があることをご存じでしょうか?
AGA治療ってどんなもの?
AGAとは「Androgenetic Alopecia(男性型脱毛症)」の略で、男性ホルモンが関与して進行する脱毛症です。
治療薬には次のようなものがあります:
- フィナステリド(商品名:プロペシアなど)
- デュタステリド(商品名:ザガーロなど)
これらはジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンの働きを抑えることで、抜け毛の進行を防ぎます。
なぜ妊活に影響が出るの?
DHTは髪に悪影響を与える一方で、精子の生成や性機能にも関与しています。
そのため、DHTを抑えるAGA治療薬の服用によって、次のような変化が起きることがあります:
- 精子の数が減る
- 運動率(動き)が下がる
- 精子の形に異常が見られる
これらは複数の医学的研究で報告されています(例:Fertility and Sterility 2013、WHOガイドライン 2023)。
すべての人に影響が出るわけではありません
影響の出方には個人差があります。
- まったく変化のない人もいます
- 一時的に変化しても、服薬をやめれば半年〜1年で回復する場合もあります
- 一部では完全に回復しないケースもあるため注意が必要です
妊活中にAGA治療を受けていたら?
以下の対応を検討すると安心です:
- 精液検査を受けて、現在の状態を確認する
- 妊活の期間中だけ、治療を一時中断する
- 精子の凍結保存(精子バンク)を利用する
精液検査でわかること
確認項目 | 内容 |
---|---|
数 | 精子の総数・濃度 |
動き | しっかり前進する力(運動率) |
形 | 正常な形か(特に頭部がポイント) |
特に形の異常(頭部のゆがみなど)は、DNAの質に関係するため重要です。
保険診療では検出が難しい場合もあるため、必要に応じて自費検査を検討すると安心です。
パートナーがAGA治療をしていたら?
過去の治療歴がある場合は、やさしく確認してみましょう:
「そういえば、髪の治療ってしてたことある?」
「最近ね、育毛薬と妊活が関係あるって知って、ちょっと気になって…」
責めるのではなく、一緒に未来を考える姿勢が大切です。
まとめ|見た目と未来、どちらも大切に
- AGA治療薬は、精子の質に影響を与える可能性がある
- 影響の有無・程度は人それぞれ
- 妊活中は、一度パートナーと話し合い、必要に応じて検査を
「見た目」も「未来」も、どちらも大切にしていいんだよ。
焦らず、ふたりで進めば大丈夫。一緒に考えていこうね 🐧
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